読者の皆さんの中には、チームの監督をやっている方も大勢いらっしゃると思います。
自分のチームの戦力をよく知り、相手の出方(オーダー)を読み、
最も勝ちやすい戦略・戦術を考えていく ・・・・
なんだか戦国時代の武将みたいですね! (笑)
でも、卓球にはそんな側面もあります。
・・・・・
62号から66号で「いきなり卓球部顧問」の方へ、というタイトルでシリーズを送りました。
その中で紹介した、tetsu さんからのメールを、今回ご紹介します。
tetsu さんは、このメルマガで2度目の登場になりますね。(^^)
> 今日も試合で、いよいよ団体戦では3年生の引退試合がありました。
> そこで、ちょっと面白いエピソードが出ましたので紹介します。
>
>
> ウチのチームは男女合同の部活です。顧問は実質一人ですので、
> 一人で2チーム同時に見なくてはならいのですが、今日は女子チームが
> 接戦になる予想だったので女子チームを見てました。
>
>
> そこで…
> とある学校と4人目まで2-2で競って、5人目まで行きました。
>
>
> 相手校は昨年はベスト4に入った学校ですから、
> 勝てるとは思いませんでした。
>
>
> ネームバリューでたぶんダメだろうと思いました。
> 実力的にはちょっと上のレベルの学校です。
>
>
> やはり5人目も1セット目はとり、2セット目は落とし、
> 3セット目は取り、4セット目はジュースで落としました。
>
>
> 「どうしたらいいんですか?」と、その選手は泣き顔で聞いてきました。
>
> そこで、
>
> 「毎日男子と練習しているんだから、スピードは男子に比べれば遅いから
> 動きについて行ける」
>
> ということと、もう一つ、
>
> 「得点は一切見ないで練習と同じようにゲームをやってこい」
>
> といいました。
>
>
> そのあとで、
>
> 「サービスは2本ごとに変わればいいし、最終セットだからコート
> チェンジはあるけど、そのときは相手が動いてくれるから
> 分かるから…。カウンターは絶対に見てはいけない!」
>
> とアドバイスしました。
>
>
> そしたら…。その子は本当にそれを実践してしまいました。
>
> 結果はなんと…ラブゲームで勝ってしまいました。
>
>
> その前のセットでジュースで競っていたのが信じられませんでした。
> みんなびっくり!
>
> 試合が終わっても、みんなで唖然としていました。
>
>
> 11点ゲームになって心が大切なんだということを改めて感じました。
>
>
> よく、ブランドは大切だと言いますが、強豪校と当たるとき、
> そのブランドイメージで「もう勝てないや」と思うと
> 最初から負けてしまうんだなぁ。
>
> と、改めて感じました。
このエピソードは、重要なことが沢山含まれていますね!
いやー、tetsu さん、素晴らしいアドバイスをされました。
団体戦での勝利、おめでとうございます!
シャキーン!(←効果音)
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OBU’S EYE ★彡
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さて、どこが重要だとあなたは思いますか? (^^;
「これが正解です」という答えがあるワケでは、ないのです。
こんなお話から、何を学びとるか?ということです。
これはOBUの意見ですが、
「試合においては精神面が重要」
ということです。
tetsu さんの言うとおり、「相手は実績のある強豪校だ」と思うと、
最初から負けてしまいます。名前負けってヤツです。
(68号「試合は情報戦?」参照)
試合は、相手より先に11本取れば勝てるのですから、1本の結果を
気にして「次の1本をゼッタイ取らなきゃ」なーんて自分にプレッシャーを
かけるより、得点を全く気にしない方が良い場合もありますネ!(^^)
そういう意味で、tetsu さんは、とっても良いアドバイスをしました。
しかも適切なタイミングで。 ← 重要!
相手の選手は「ただひたすらに黙々と向かってくる姿勢」に、
逆にプレッシャーを感じて、あがってしまったのではないでしょうか。
2-2のラストで、しかも最終セットだし。(^^;
ま、ラブゲームという結果は、出来過ぎですよね! (笑)
注意しなくてはならないのは、このアドバイスは、
「まさにそのシチュエーションだったから」
結果に結びついた、ということです。
いつもいつも「カウンターを見てはいけない」ことが功を奏するワケではないのでス。
私は、逆に常に得点を気にしています。 (^^;
得点によるプレッシャーは誰にでもあるワケで、「どうやったら相手は
あきらめてくれるかなー」なーんて考えているのでス。 (笑)
・・・・・
最後に、元世界チャンピオンの松崎キミ代さんの言葉です。
「私の場合は、勝てると思ってやると、たいてい苦戦するか負けるかした。
勝つか負けるかわからない、でも自分は一本一本一生懸命やろう、
という気持ちで試合にのぞんだときが一番結果が良かった。」
「だから練習のときも、競ったときの心境になって一本もぼんやりした
打ち方をしないように気をつけた。勝っているときは入るものだ。
ここというときに正確な打球をするために練習するのだ、
という気持ちで。」
では、今号のまとめです。
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1.試合では精神面が占める割合が多い。
2.アドバイスは内容もさることながら、タイミングが大事。
3.勝つとも思わない、負けるとも思わない、ただこの1本に集中する。
そういう精神状態の時に、良い試合が出来る。頑張ろうネ!
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