<万人に共通するクセ その2 ~ フォア前サーブを考える>(2007/05/15)

今号のテーマはコレです。「フォア前サーブを考える」


まずレシーバの立場に立って考えてみましょう。

フォア前にサーブを出された時、あなたはどんなレシーブをしますか?

一番いけないのが、相手のバック側に大きくツッツキを送ることです。

これは相手の注文通りのレシーブで、相手は待ってましたとばかり、
回り込んで速攻をかけてくるでしょう。(前号、参照)

これでは
   「相手の得意なフォアハンド 対 自分の苦手なバック」
という展開になり、不利です。


実は、フォア前サーブに対するレシーブにも3つの方法があります。

まず1つ目は、相手のフォア側へ払う方法(フリック)です。

A)バウンドの頂点を、B)コンパクトに、C)ミートを強く、
振り抜きます。

3球目を回り込もうとしている相手には逆を突いた形になり、
たとえスピードが無くても、ノータッチエースを取れる可能性があります。

これが出来れば、相手は警戒して容易に回り込めなくなります。
もっとも攻撃的なレシーブですね。 (^^)

但し、相手に読まれてはいけません。
もし読まれた場合、フォアブロックで早いタイミングで合わされ、
台の近くにいるこちらが苦しくなります。


2つ目は、ストップレシーブです。

出来るだけ似たフォームから、A)バウンド直後を、B)柔らかいタッチで
C)サーブのボールの回転などを利用して、ラケットを当てます。

相手にとっては、3球目攻撃がやりにくくなります。
浮くとチャンスボールになるというリスクがありますが、3球目攻撃を
封じるので、相手にとっては嫌なレシーブです。

このB)のタッチが言葉で説明するのが大変難しいのですが、
感覚としては、30日間練習プログラムの中の「ボールを受け止める」
練習があったと思いますが、それにとても似ています。

4日目の準備編の4)です。

あの軽いピンポン球ですが、「ボールの重さを感じてやる」感覚です。


初心者の人は、大概、サーブにせよツッツキにせよ、ボールに対して
ガツンと強くラケットを当て過ぎる傾向があるように思います。

ですので、普段からラケットとボールにとにかく慣れる事なんでス。

強く打ったり弱く打ったり、ラケットの真ん中で打ったり、わざと端で
打ったり、ラケットの上で転がしてみたり、回転を掛けてみたり。。。

そうやって、童心に帰って、ボールとラケットと戯れるのです。 (^^)

そんなことをしながら、たまにフォームをイメージしてみたりするのです。
スローモーションで、まるで太極拳をやるかの様に。右脳をフル回転して。

出来れば全身の写る鏡(やガラス戸)の前で、やると尚良いですね!

私は今でもよくやります。時々、自分の姿にうっとりします。(笑)

「なーにやってンのよ!」って、キャサリンによく言われます。(爆)

注)キャサリン。私の女房。ちなみに日本人。体重○○Kg(極秘事項)。



話がズレました。(笑)

元に戻して、・・・・・ 3つ目は、流しレシーブです。

相手が右利き、あなたも右利きと仮定しますね。

相手のバックサイドへ、A)右横回転を掛けながら、B)押し出す様に、
C)(出来れば)サイドを切るのを狙って、打球します。

これにより、回り込んでフォアで打球しようとしていた相手は
「詰まった」状態になり、必ずあなたのバック側へ返球してきます。

相手がフットワークを使って回り込もうとしたけれど回りきれず、
窮屈そうにフォアで返球した体勢を「詰まらせた」と言います。

この状態になった時は必ずクロス、つまり、あなたのバックサイドに
返球される
のです。  ←  重要!

この体勢からストレートに打つ選手も、いるにはいます。
しかし、それはおそらく上級の選手でしょうね。
「懐(ふところ)が広い」と言います。


以上、3つのレシーブをマスターすれば、フォア前レシーブは完璧です。


ダブルスの時のレシーブもコレと同じですので、マスターしたいですね!

但し、これらのレシーブは、相手に読まれては威力が半減します。
出来るだけ相手に悟られないように、似たフォームにする必要があります。

相手に情報を渡さない。相手にウソの情報を渡す。
これも試合巧者への1歩です。(^-^)v

ストップすると見せかけてフォアへ払う。
フォアへ払うと見せかけてバックへ流しレシーブをする。
流すと見せかけてストップをする。

1つ1つの技術だけでなく、この辺りの呼吸も是非マスターしたいですネ。


おっと、今号の内容は「30日間練習プログラム」でも取り上げています。
23日目飛躍編です。動画もあるので参考になると思います。

30日間練習プログラム
     http://www.e3-pingpong.com/30days


   シャキーン!(←効果音)
//-------------------/
   OBU’S EYE ★彡
/-------------------//      
ところがギッチョンチョン!     ← 今回もココで使います!笑

サーブを出す方だって、考えてきます。

だって相手にストップレシーブされて、こちらの3球目攻撃を封じられては
たまったモンじゃないです。(笑)

ですので、台上で2バウンドするかしないかのサーブを出すのです。

ハーフロングサービスと言うそうです。(私も教わりました。)

台から出れば相手にドライブを掛けられる、ネット際の短いサーブは
ストップレシーブをされて逆にこちらが苦しくなる。

その対策として、このサーブを出すのです。

レシーブする側にとっては、ドライブは(台にラケットをぶつけそうで)
掛けられない、ストップするにはサーブが長くてネット際に落とせない、
何とも「もどかしい」サーブなのです。

やむなくツッツキでレシーブすると、サーブする側からすれば、
台からボールが出る、ちょうど打ち易い長さになるのです。

スーパーサーキットなど一流選手同士の試合を観ても、攻撃対攻撃の
試合では、ほとんどがショートサーブかハーフロングサーブ主体で、
たまに意表を突いてロングサーブという割合の様ですネ。


ところが、さらにギッチョンチョン! (笑)

ハーフロングサーブに対抗して「台上ドライブ」が編み出されたのでス。

普通、ドライブのバックスイングは下に下がるのですが、
台上ドライブでは、そのまま後ろに引くのです。

そして普通のドライブのラケット面がスイングの過程でボールを包み込む
様に推移する(外輪打ち)のに対して、台上ドライブのそれは、逆の弧を
描く(内輪打ち)のです。

なんのこっちゃ?という人は、中国の選手をよく観察するといいです。
バックスイングを使い分けています。

元世界チャンピオンの郭躍華選手(懐かしい!)、
ちょっと前の馬文革選手などは顕著で、分かり易いと思います。

甘いサーブは台上ドライブを掛けられるとなると、今度はサーブを出す側に
プレッシャーがかかり、サーブの長さのコントロールが乱れます。

フォア前の攻防に、これだけの技術革新の歴史があるってコトです。

うーむ、卓球は奥が深いですよねぇ。



では、今号のまとめです。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
  1.フォア前サーブに対しては、3つのレシーブで対抗しよう。
  2.相手を詰まらせるとクロスに返る確率が高い。
  3.相手に正確な情報を渡さない。逆に相手にウソの情報を渡す。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆




2010.07.09 00:00 | Comments(0) | Trackback(0)


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