<平野早矢香選手のカット打ち その2 ~平成20年度全日本卓球選手権>(2009/02/12)

前号を受けて、読者さんから、こんなメールを頂きました。

> N.Tです。
>
> いつも、メールをコピーして選手に読ませております。特に羽佳さんの
> 講習会のものは、カットマンの選手には、大変参考になったようです。
>
> 昨年10月18日(土)大野市卓球協会主催の、平野早矢香選手と
> 渡辺裕子選手の卓球講習会に行ってきました。
>
> そのときの講話だったと思いますが、今度の全日本では、「進化した
> 平野の卓球を見せる」と公言され、「相手選手がとれない球を打つので
> 期待して見てください」ということを話された記憶があります。
>
> それが、このことだったんだと思います。このときの発言は、全日本で
> 優勝するということを暗示しているように思いました。

平野選手が、全日本の前にそんなコトを言っていたとは!

有言実行する辺りが、平野選手、タダ者ではない!です。(^^)

それにしても「相手選手がとれない球を打つ」とは、どういうことを指すのでしょうか?


あなたは、どんな球だと思いますか??


普通「相手選手がとれない」というと、強烈なスマッシュとか、
猛烈に回転の掛かったドライブとか想像するのではないでしょうか?


//-------------------/
   OBU’S EYE ★彡
/-------------------//      シャキーン! ← 効果音
私の意見ですが、それは「ナックルドライブ」だと思うのでス。

王輝選手対策として、この技を磨いてきていたのではないでしょうか。

全日本選手権の組み合わせは、数ヶ月前に発表されます。

平野選手とそのコーチは、ベスト8には誰が進出するか、準決勝は誰と
対戦するか、自分が決勝まで進んだとして、誰が決勝に出てくるかを、
シミュレーションしていたハズです。

当然、王輝選手がその最有力候補だと見ていたのではないでしょうか。

今までずっと勝ったことのない王輝選手に対して、どういう作戦で臨むのか。
その準備として何をすれば良いのか?

そんなことを考え、密かに実行していたのだと思います。

その自信から上記の様な発言が出たのかと。

もちろん「ナックルドライブ」の他にも磨いていた技はあるはずですが、
私にはどうも秘密兵器として練習を積んでいたと思うのでス。


・・・・・
なぜ、そう思うか。

試合前の二人のコメントが、対照的で興味深かったからでス。

平野選手「過去対戦した中でもずっと負けているので、挑戦者の気持ちと
             しっかりやることをやって向かって行きたいと思います」

王輝選手「強いです。3球目も打ってくるしドライブも連続して打てるし。
             とりあえず1本ずつ最後まで頑張りたいです」


このコメントから分かるように、王輝選手にある平野選手のイメージは、
   「強ドライブを持った警戒すべき選手」
なのでス。しかし過去の実績から強ドライブを拾い切れば勝てる相手と。


そして平野選手は
  「強いドライブも(もちろん)打つ。しかしそれ一辺倒では勝てない。
    だからドライブの回転に変化もつける」
と考えていたように思うのでス。


そして、その作戦は見事に成功しました。

平野選手のナックルドライブを王輝選手は何本もネットに引っ掛けていましたし、

試合を決めた最後のポイントもこのナックルドライブだったのです。



やはり強者は、勝つための準備を怠らず、勝つべくして勝つ様なのデス。

 

 

 

 

 

2010.06.10 00:00 | Comments(0) | Trackback(0)


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