<卓球と将棋 その2>(2005/04/22)

私の卓球の今のお師匠さんは、静岡の銀行員のTさんです。
練習に行く度に、何か1つアドバイスを頂いています。

師匠は卓球も大好きですが、将棋も大好きです。
いつも夜中にインターネットで将棋の対戦をしているそうです。

いやー、ホンっとに好きですね。(笑)

先日、師匠に「卓球と将棋ってよく似ていますよね」と話しかけると、
まさに「我が意を得たり」といった感じで、非常にためになる話をしてくれました。

要約すると、こんな話です。

-----------------(ここから)-----------

将棋は、一手ごとに形勢が変わることがある。
今、自分が押しているのか、あるいは受けに回っているのかを、敏感に察知しなくてはならない。

その感覚は卓球のラリーにも、そのまま当てはまる。

今自分が有利だと感じたラリーならば、そのまま最善手、次善手に
当たる打球を送り続け、そのまま押し切ってしまう。

もし自分が不利でも、粘って相手に隙が生じるのを虎視眈々と狙う。
長いラリーの間には、相手が少し緩む瞬間がある。
そこが逆転の狙い目だ。

-----------------(ここまで)-----------

私は師匠の卓球を、もう何年も観させて頂いていますが、
上記の話は「なるほど」と思わせるものがあります。

師匠の卓球は、とにかく1つのラリーが長いのです!
ラリーをしながら、相手と駆け引きをしている様に見えます。

得点するときも比較的ラリーが長いのですが、
失点するときもラリーが長く、粘りに粘るのです。

粘着流、とでも申しましょうか。(笑)

さすが、東北出身者です。(爆)

師匠が「あっさり負ける」ところを私は観たことがありません。

OBUはカットマンという戦型で、本来「粘る」戦型なのですが、
師匠ほどの粘りには、未だ至っておりません。


・・・・・
ところで、実は私も将棋が好きで、米長邦雄さんのファンです。
米長さんは、その気風や人柄から将棋界では「さわやか流」と呼ばれています。

米長さんの著書「人間における勝負の研究」では、こんな一説があります。


-----------------(ここから)-----------

不利な時というのは、相手が刀を振り回しているのを、必死に
かいくぐっているようなものです。

こちらが手にしているのは絵筆一本。しかしこれには猛毒が塗ってある。

もし相手がつまずいたり、自らの刀で傷をつけたら、
全力を挙げてこれを塗り付けるというわけです。

(中略)

不利な時に騒ぎ立てるのが一番まずい。

次にまずいのは、形勢が悪いのに、ただじっとうなだれていることで、
これではこのまま終わりということになる。

一番いいのは、じっとしていても、その姿勢が反撃のためのエネルギーを貯えている形。

それが「勢い」になるのです。

-----------------(ここまで)-----------


不利な時、あなたは、あっさりあきらめていませんか?
逆転へ向けてエネルギーを貯めるクセを付けましょう。



では、今号のまとめです。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
  1.将棋の棋士が一手指す毎に形勢を察知する様に、卓球でも一打毎に
      このラリーの展開が有利なのか不利なのかを感じ取る必要がある。
  2.有利ならば、そのままの勢いで押し切る。隙を見せない。
  3.不利な展開でもあきらめない。粘って相手の隙を窺う。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆


そうやって一本ずつ、点を積み重ねると、勝利に近づくワケです。(^^)v

卓球は、どんなファインプレーをしても「1点」です。
野球の満塁ホームランの様に、一気に点は入りません。
サーブミスも1点、ネットインも1点、エッジボールも1点なのです。


そうならば、地道に1点を積み重ねていくしかありませんね。

 

 

 

 

2010.06.02 00:00 | Comments(0) | Trackback(0)


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