<グリップについて>(2005/08/31)

読者の皆さんから、お便りやご質問を沢山頂くようになりました。
どうも、ありがとうございます。(^o^)/

30日間練習プログラムを読んで下さったnori3さんからメールを頂きました。
色々考えさせられる内容だったので、今号のテーマとして取り上げます。
(もちろん、ご本人の了承は得ています)

> プログラムの送信,ありがとうございました。
>
> 1.シェークのグリップ
>  1)基本的なグリップ
>   私が教わったグリップを紹介します。
>
>   基本は、中指、薬指、小指の3指の腹で握り、人差し指と親指は
>   添える程度にする。小指に最も力を入れ、次いで薬指、中指の順と
>   する。
>
> と,ありますが,シェークの攻撃型は親指・人差し指・中指に力を
> 入れ,カットマンは,薬指と小指に力を入れて,と,聞いたことが
> あります。
> どちらが正しいのですか。


> nori3さん へ
>
> お便りありがとうございます。
> OBUです。回答が遅れてすみません。
>
>> と,ありますが,シェークの攻撃型は親指・人差し指・中指に力を入れ,
>> カットマンは,薬指と小指に力を入れて,
>> と,聞いたことがあります。
>> どちらが正しいのですか。
>
> 実は、両方正しいです。
>
> そう書いてしまうと、ヘンに思われるかも知れませんが、
> グリップに「これが正解」というのは、実は無いのです。
>
> 30日間練習プログラムで紹介したグリップは、私が
> 自信を持っておススメできるものを紹介しました。
> 卓球だけでなく、他のスポーツでもその様な握りを
> する、というのは当時の私には大変説得力のある
> 話でした。今でもその言葉は私にとって説得力のあるものであり、
> そのグリップで現役を続けています。
>
> 全日本でベスト8に入った笠原選手のグリップが
> 同じであったとき、これが正解なのだ、と思っていました。
>
> ところが、長年やっていると、「親指・人差し指・中指に
> 力を入れ」るグリップが良いという人にも出会いました。
>
> 最近では、渋谷浩選手です。
> 元全日本チャンピオン、オリンピック胴メダリストです。
> 渋谷さんは、この方が手首が使えるらしいです。
> ご本人がそう言っていました。
> 渋谷さんはカットマンですが、「親指・人差し指・中指に
> 力を入れ」るグリップが良い派です。
> ご説明の必要はないのですが、カットも攻撃も超一流です。
>
> 攻撃型だから、カットマンだから、という理由でグリップが
> 決まる、というのは初めて聞きました。
> あるいはそれも「正解」なのかも知れません。
>
> 少し話は飛びますが、世界チャンピオンになった長谷川信彦選手は、
> 一本差しというグリップでした。一本差しとは、シェークで人差し指が
> まっすぐに伸びたグリップです。しかし現在では悪いグリップである、
> と紹介されています。
> その理由は、フォアハンドには絶大な威力を発揮しますが、
> バック前に死角があるからなのです。
>
> 長谷川選手はバック前を猛練習でカバーし、得意のフォア
> ドライブを活かして世界チャンピオンになったのです。
> 長谷川選手にとっては、一本差しグリップは結果的に「正解」だった
> ワケです。
>
> では私達はどう考えれば良いのか。
>
> 私は「死角のないグリップで上を目指す」のが良いと考えています。
> その様な意味で、
>  「親指・人差し指・中指に力を入れるグリップ」
>  「薬指と小指に力を入れるグリップ」
> の、どちらでも良いと思っています。
>
> 「正解」は、その選手が決める、という考え方です。
>
> nori3さんは、まずは自分がしっくりする方を選び、
> 長い時間をかけて色々試しながら、最終的に
> 自分のグリップを決めていけば良いのではないでしょうか。
>
> 私も25年間卓球をやっていて、グリップは数回変わりました。
> 技術の上達とともに変わっていったのです。


もう少し柔軟に考えますと、1つの打法には最適なグリップがあるのでは
ないかと気付きます。

スウェーデンが生んだ天才プレーヤーのワルドナー選手は、
実にプレーに対して(色々な意味で)柔軟でした。

グリップもその一つです。

よくビデオや連続写真を見ると、サーブの時、レシーブの時、
フォアハンドの時、バックハンドの時で、グリップが違うのです。

フォアハンドの時は人差し指が立ち、バックハンドの時は親指が立ちます。

卓球は、様々なワザがあります。
全てのワザに万能なグリップは、この世に存在しません。

まずは基本のグリップを確立し、ワザに応じてグリップを変化させていく。
こう言った「やわらか発想」が、卓球に必要なのです。


では、今号のまとめです。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆
  1.グリップに「これが正解」というものはない。
     正解を求めるのではなく、自身の努力で「正解」にするのである。
  2.我々としては、まずは死角のないグリップを目指そう。
  3.ワザに応じてグリップを変化させてい、柔軟な発想が必要である。
☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

2010.05.04 00:00 | Comments(0) | Trackback(0)


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